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振袖用語辞典:呉服全般 - 着物の部位

用語 読み 説明
お端折 (おはしょり) 着丈より長い女性用着物をたくし上げて、腰紐で調整して帯下に重ねて出した余り部分。
八掛 (はっかけ) 袷着物の裾裏に足捌きがよくなるように付ける別布。裾回しとも言う。留袖・訪問着は表地と同じ生地を使用する。
着丈 (きたけ) 首の付け根から床までの寸法。おはしょり分を足すと身丈になる。男性・子供用着物はくるぶしまでを計る。
背中心 (せちゅうしん) 左右後ろ身頃を縫い合わせた部分。背縫いともいう。着付けるときに背中の中心にきちんと合わせると、美しく歪みなく仕上がる。
衣紋 (えもん) 着物の後ろ衿部分。衿を引き下げて着ることを「衣紋を抜く」という。抜き加減は、年齢や着物の格によって違いがある。
(おくみ) 着物前身頃のうち、体の前で重なり合う部分の総称。衿から裾までつながっている。
(えり) 襟・領とも書く。女性用着物には広衿・撥衿・棒衿など様々な種類があるが、男性・子供用は、棒衿仕立てのみである。
(たもと) 着物の袖全体の総称。特に長く垂れた袖の丸みある部分を袂と呼ぶことが多い。
(そで) 腕を覆う部分から袂までの総称。現在の着物はほとんどすべて袖口が狭い「小袖」仕立てとなっている。
袖口 (そでぐち) 着物の袖先。腕の出る部分を指す。袖口布と呼ばれる別布を付ける。汚れやすい部分なので着用後は手入れが必須。
(ゆき) 背中心から袖口までの長さ。肩幅と袖幅を足した寸法になる。通常仕立てる場合は袖幅を多めにとる。
褄下 (つました) 衿先から裾までの長さ。衿下ともいう。腰紐を締めた時、衿先が少し出るくらいの寸法に仕立てる。
褄先 (つまさき) 褄の先端。着物の裾の左右両端部分を指す。褄下と裾の出会った箇所で、単に「褄」とも言う。
身丈 (みたけ) 着物の肩山から裾までの寸法。長着は身長とほぼ同寸で仕立てるが、体型や着付けの仕方で調整が必要。
身八つ口 (みやつぐち) 身頃の脇部分を縫い合わせず、開けてある部分。女性・子供用着物にだけある。おはしょりや衿元を整えるため手を入れる場所でもある。

呉服全般

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