高級振袖とは?普通の振袖とはどう違う?

高級振袖と普通の振袖には、どのような違いがあるのかご存知ですか。
成人式などで振袖を着る場合、そのような知識があると選びやすいでしょう。
これから、高級振袖と手頃な価格の振袖について、特徴や違いをご紹介します。
また、有名作家が手掛けた作品や友禅・総絞りなどについてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

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高級振袖の特徴と価格帯

高級な振袖の生地には、シルクとも呼ばれる正絹を使用しています。
礼装などの着物にふさわしい生地は正絹とも言われているため、高級な振袖の生地も正絹です。
正絹とは、生糸で織っている平布の絹布をいいます。
固くて張りのある感触ですが、薄くて軽いことが特徴です。
肌に優しい着心地で、しなやかな肌触りになっています。
絹繊維は人の肌と同じタンパク質でできていて、通気性や保湿性もいいです。
正絹は光沢も良く風合いが出ることでも、高級な素材とされています。
高級振袖は、使われている糸の本数も多いです。
多くの糸を使うため、打ち込みも緻密になります。
つまり、多くの糸を使い、重みがある生地だと高級振袖になるでしょう。

高級な振袖の柄は、基本的に手描きです。
人による手仕事が多くなると、それだけ着物の価値は上がります。
手描きでは、下絵や糸目・彩色・蒸し・地染めなどの工程が必要です。
これらに人の手が加わることで、価格帯が上がり高級振袖になります。
特に、糸目を引く工程は、着物の質を左右する大切な工程です。
それによって、彩色にも影響が出てきます。
型糸目を利用すれば、糸目引きを省略できるでしょう。
型糸目を使ったものと、職人が糸目を引いたかでも値段は異なってきます。
柄を入れた後には、洗う作業も必要です。
また、高級振袖の刺繍では、金糸を使っているものが多いでしょう。
これらの刺繍や仕立てに関しても、全てが手縫いになります。
生地を染める工程も手仕事です。
生地を染める時には、先染めによる手織りや手で絞り加工したもの、
手刺繍での彩りがあるものなどでも価格帯が変わります。
つまり、振袖を作るための生地だけでなく、一つの作品を仕上げるまでの時間や手間がかかるものは高級なのです。
高級振袖の価格帯は、商品によって異なります。
例えば、手描き友禅の場合は、約60万円~600万円前後です。
これは、仕立て内容や柄の複雑さによって異なります。

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手頃な価格の振袖の特徴

手頃な価格の振袖では、ポリエステルなどの化学繊維を使っていることが多いです。
ポリエステルなどの生地は、洗えることがメリットです。
しかし、高級な振袖にはなりません。
また、使われている糸の本数も少ないです。
基本的には、質が高い生地ほど重みが増します。
これは、折り機で打ち込む糸の数が、多いからです。
手頃な価格の振袖は、使っている本数が少ないので、重みがなく軽い生地になります。
生地の柄は、手描きではなくプリントが多いです。
手描きの場合、多くの工程が必要になるため、それだけの手間がかかります。
機械でプリントするものなら、その分の手間がかからずに大量生産することも可能です。
つまり、手間賃を抑えられ、手頃な価格になるでしょう。
柄は、基本的にはインクジェットプリントになります。
これは、酸性染料インクを用いた方法で、手描きでは必要な洗い仕上げなどがありません。
その分の手間が掛からないのは、手頃な価格になる理由の一つです。
酸の特徴を活かして染めるので、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維だけでなく、
羊毛や皮革・シルクなどを染めることもできます。
発色の良さがメリットで、裏抜けしている風合いも出せます。
発色を良くする作業やにじみを抑える前処理は必要ですが、手描きよりは手軽にできることが特徴です。

有名作家が手がけた振袖

高級振袖には、有名な作家が手掛けた作品もあります。
作家ものの振袖とは、伝統工芸士や人間国宝・デザイナーなどが作った振袖のことです。
着物に関する人間国宝には、デザインや手描き・染め方の手法などで認められた方がいます。
高級振袖では、デザインや織る作業、柄などの手描きを、そのような有名作家が手掛けているのです。
有名人がプロデュースした振袖も、高級振袖になります。
特に、生地の種類や作業工程にこだわっているものが多いです。

友禅の歴史と種類・特徴

高級振袖の一つに、友禅があります。
友禅とは、糊防染による多彩で優美に染めることです。
江戸時代の中期、京都の扇絵師によって作られました。
京都のものは「京友禅」、金沢のものを「加賀友禅」といいます。

京友禅は、京都府で主に生産されている伝統工芸品です。
鮮やかな模様を特徴にしています。
8世紀頃から伝わる染法をベースにして、宮崎友禅斎が京友禅の手法を確立しました。
図柄は、友禅模様を基調にすると決まっています。
また、下絵は青花などを使い、防染には糸目糊や伏せ糊・ろう描きなどを用いることが特徴です。
彩色や挿し・描き染めの工程では、はけや筆を使うことになっています。
生地は、正絹を使い、鮮やかな絵柄にするため金箔や刺繍も多いです。

加賀友禅は、石川県の金沢市で生産されています。
梅染と言われる染物がルーツで、京友禅の創始である宮崎友禅斎が、
加賀藩の御用紺屋棟取に身を寄せた時に、加賀御国染に改良を施したことで、作られました。
図柄や色彩は加賀五彩を基調とし、下絵は藍花を用いると決められています。
加賀五彩とは、「藍・臙脂・草・黄土・古代紫」です。
糸目糊を使い、黒く地染する時には伏せ糊はしません。
生地は正絹を使い、刺繍は加賀刺繍です。

友禅には「型友禅」と「手描き友禅」があり、それぞれ手法が異なります。
型友禅は、柿渋紙で作られた型紙と色糊を使って染める方法です。
同じ柄を量産したい時に用いますが、職人の手による型友禅では、一色に一枚の型紙を使います。
よって、一つの着物を作るまでに、数十枚~数百枚の型紙を使うこともあるでしょう。
手描き友禅の特徴は、糸目です。
柿渋紙で作った筒に糸目糊を入れ、糸目糊を生地にしごき出しながら柄を描きます。
糸目を描いた後に、内側を彩色して防染糊で防染・引き染めなどの工程が必要です。
最終的に防染糊は洗い流し、蒸すことで色止めをします。

総絞りの振袖の製造方法

高級な振袖の製造方法として、「総絞り」があります。
これは、生地の全体を「絞り染め」という方法を使って染め上げたものです。
絞り染めとは、生地を糸で括ったり器具で挟んだりすることで防染し、その後に染料で染める方法をいいます。
多くの手間がかかるため、それらの手法で作られたものは価格が高く、高級とされているのです。
絞りの技法は50種類以上あり、多くは手作業でしています。
染め方や器具・糸によっても名称が異なることも特徴です。
京都で受け継がれている絞りは「京鹿の子絞り」と呼ばれ、染めた模様が小鹿の斑点のようになります。
それぞれの染め方には熟練した専用職人がいるほどで、技術が必要です。
また、帯揚げでも総絞りのものがあります。
帯揚げとは、着物を着た後に帯まくらや紐を隠すためのものです。
帯揚げに総絞りでできているものを使うと、振袖の華やかさを増すことができます。

レンタルで気軽に試すのも良い

高級振袖と通常の振袖は、使用している生地や仕立て方法などが異なります。
高級な振袖には、シルクと呼ばれる正絹を使い、通常の振袖はポリエステルなどの素材が多いです。
染め方も手染めとプリントがあり、人の手作業の多さでも価格帯は異なってきます。
高級な振袖を購入すると、高価になってしまうでしょう。
しかし、成人式など人生に一度しかない行事では、高級な振袖を着たいと思うかもしれません。
その場合には、レンタルで楽しむのもいいでしょう。

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