更新日:2026.09.15 作成日:2024.07.11
振袖は、袖の袂(たもと)が長いことが特徴の着物です。お祭りで着る浴衣の袖丈は約45センチ前後。一方で成人式で着る袖の長さは、その倍近くなる90センチ前後です。
着物に慣れていない現代の私たちからすると、少々不便を感じる長さですね。
これだけ長いと階段の上り下りやお手洗い、座るにも一苦労です。
ところで、振袖はどうしてこんなに袖が長いのでしょうか?
今回は振袖の袖が長くなった理由、種類について見ていきましょう。
目次
着物には様々な種類があります。その中でも特に格式高い「振袖」「訪問着」「留袖」について見ていきましょう。
振袖は、未婚女性の第一礼装です。
第一礼装とは、和装において最上級の格式の着物のことを指します。
主に成人式や結婚式の披露宴、式典や発表会などといった、おめでたい場で着用されます。
留袖は留袖は既婚女性の着る着物のなかで、最も格式高い着物です。
江戸時代に結婚して既婚者になった後に振袖の長い袖を短くして留めたことが由来とされています。
袖を「切る」というのは縁起が悪いので、「留める」という言葉を使うようになったようです。
訪問着は、年齢や既婚、未婚関係なく着用できる準礼装の着物です。
準礼装とは「セミフォーマル」のことで、結婚式のお呼ばれや入学式などの式典に着用します。
振袖の由来は古く、江戸時代まで遡ります。
元々は「振り八つ口」と呼ばれる子ども用の小袖で脇が開いており、子どもの体温を逃がす役割がありました。
やがて、若い女性や成人前の男子も着用するようになり、特に若い女性の正装として袖丈が長くなっていったようです。
振袖ショップを地域から探す袖丈が長くなっていった理由は諸説ありますが、その中のひとつに男女の恋愛模様が隠されています。
女性は振袖の袖を振ることで男性の告白の返事をしたり、逆に自分の好意を伝えていたと言われています。
袖を前後にふることによって「嫌い」を表現し、左右にふることによって「好き」を表していたようです。
直接的な言葉では無く、しぐさで伝えるというのはとても日本人らしい奥ゆかしさがありますね。
現代でも恋愛関係で使われる「振る」「振られた」という言葉は、ここに由来があります。
振袖が「未婚女性の着物」と呼ばれるのも、このためです。
既婚女性は、袖を振る必要がないため、振袖の袖を短く詰めて留袖として着用します。
振袖ショップを地域から探す振袖は袖の長さは大きくわけて
・大振袖(袖丈110センチ前後)
・中振袖(袖丈90センチ前後)
・小振袖(袖丈75センチ前後)
の3種類にわけられ、袖の長い方が格が高いとされています。
大振袖は(おおふりそで)と読みます。袖丈は約110センチ前後。
二十歳の女性の平均身長が157センチなので身長の約7割、ふくらはぎくらいまでの長さまでくることになります。
袖を引きずりながら歩くことから、別名「引き振袖」「お引きずり」などとも呼ばれています。
大振り袖は結婚式で花嫁が着用することが主流でしたが、最近は身長が高い女性が増えているので成人式で大振袖を着る方も多いようです。
中振袖は(ちゅうふりそで)と読みます。袖丈は約95センチ前後。
大振袖に次いで格式の高い着物で、成人式の他に結婚式のお呼ばれや式典、結納など、様々な場面で着用します。
成人式の定番はこの「中振袖」です。また、成人式で仕立てた振袖を袴にあわせて卒業式で着ることもできます。
小振袖は「こふりそで」と読みます。袖丈は約75センチ前後。
その長さから「二尺袖」とも呼ばれ、袴やブーツを合わせるとバランスがよく、卒業式で着用されることが多いです。
振袖のなかで子振袖はもっともカジュアルな着物。袖も短く動きやすいことから、お茶会や観劇など、気軽なお出かけで着ることができます。
長さによって格の違いはありますが、最近の成人式は自由度が高いので、どんな振袖を着てもOK。
袖が長い方が豪華に見えますが、自分に似合う振袖の袖の長さは、身長とバランスが大切です。
高身長さんは大振袖で華やかに、低身長さんは子振袖でかわいらしくといった風に選ぶと美しく着こなすことができます!
振袖選びは色や柄に目がいきがちですが、袖の長さもしっかり自分に似合うものを選びましょう。
この記事を書いた人
My振袖ドットコムスタッフ
日本一の振袖ショップのポータルサイト『My振袖ドットコム』のスタッフです。成人式を迎える皆さんに向けて、振袖・成人式で必要なことやお役立ち情報を皆様にお伝えしています。
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