着物が伝えた母の思い


今日は泣ける話です。
舞子、とっても感動っ!。゚(゚´Д`゚)゚。

 

先日の午後、メールが入りました。

「渡したいものがあるから、夕飯を一緒に食べませんか?」

舞子の父方の叔母様からでした。
叔母とは言っても叔父さんの奥様なので、“あや子さん”と呼んでいて、お友達のようなお付き合いをさせてもらっています。

このあや子さんもかなりの呉服好きなんです。
猫が大好きで、猫の柄の可愛い和雑貨に目が無い…そんなお茶目な還暦レディー☆

でも数年前に腰を痛めたことから、着物は引退…と、持っているお着物は全部私にくださいました。

お誘いはもちろん嬉しいのですが、急にメールくれるなんて珍しいな…って思いながらお電話してみたところ「とっても驚いたことがあるから聞いて欲しい」とのこと。

なんだろう??

ちょっとワクワクしながら迎えに行くと、玄関には衣装ケースが2つ、どーんと積んでありました。

わ♪
きっと中身は着物だ~♪

と、小躍りしながら荷物とあや子さんを乗せてご飯屋さんへ…

お店へ着くのも待てずに、やおら語りだしたあや子さん。

「前に私が訪問着を質に出したって話ししたでしょ?
あれが、何と母のタンスから出てきたのよ!!」

と、興奮気味。

あや子さんと叔父さんは昔お商売をしていたんですが、経営難からやむなく大事にしていた訪問着を質に出した…って話しを聞いたことがあります。

とっても大事にしていて、子供の七五三に1回着たばかりの訪問着を、泣く泣く質入した…って。

もう30年も前のことだそうです。

 

ところで最近、あや子さんの実家が引越しになるということで、亡くなったお母様の遺品の整理をしていたそうです。

10年前に亡くなったあや子さんのお母様…流石に舞子もお会いしたことが無いのですが、ちゃきちゃきの下町っ子で、面白いおばあちゃんだったそうです。

昨日、あや子さんはお母様の和ダンスの整理をしていたそうなんです。
何か私が着れそうなものが無いかなーって。

そしたら!

何と、30年も前に質に入れたはずの訪問着が入っていたんだそうです!
しかも3着も!!

3着の訪問着は、別々なタイミングで質入していたそうです。
それが全部揃ってお母様のタンスに入っているなんて…偶然そこにあるということでは無さそうです。

 

あや子さんのお母様は、お嫁に行ったあや子さんに「嫁に行ったんだから実家の敷居はまたぐな」と、とても厳しかったそうです。

でもいつも見守っていてくれて、困っているとどこからともなくそっと助けてくれる…
気がつかないところで助けられている…

奥ゆかしくて、とても愛情深い方だったそうです。

たとおし(着物の包装紙)には質屋のシールもあるので、どうやら質屋からあや子さんのお母様が買い戻したということで間違い無さそうです。

娘が大切にしていたものを手放すのを見て、不憫に思って買い戻したんでしょうね。

あや子さんの話しを聞きながら、二人で泣きながらの夕食会でした

 

訪問着は30年も前のものとは思えないくらい、つやつやで美しく、素晴らしいお着物でした。

歳月を経て戻ってきた着物の美しさに、亡きお母様の愛情があふれているように思いました…。

 

着物は衣類です。

でも、ただ衣類というだけでなく、そこには着る人の思い、家族の思い…母から娘へ伝えたい思い…
そんなものが込められた、特別な衣装。
それが着物です。

流行のファッションも可愛いけど、着物には様々な「思い」と「歴史」が込められています。

舞子が着物を好きなのは、人とのつながりや物を大切にする日本人の心が、着物を着ることで感じられるからです。

今日みたいな出来事があると、ますます「着物ってステキだな」って思っちゃいます♪

 

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Writer: 舞子



“着物が伝えた母の思い” への1件のフィードバック

  1. [...] さて、前回のブログに書きましたが、最近大量に着物を貰ったんです。 [...]

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